「傷んだ髪はトリートメントをすれば元に戻りますか?」
「美容室でトリートメントを続ければ、健康な髪に戻るのでしょうか?」
このようなご質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、一度ダメージした髪が、元の健康な髪に戻ることはありません。
ただし、元に戻らないからといって、何もできないわけではありません。
傷んだ髪を補修して、手触りや見た目を良くすることは可能です。
今回は、髪が傷むとはどういうことなのか、トリートメントでどこまで補修できるのかについて美容師が解説します。
髪は一度傷むと元に戻る?
残念ながら、一度傷んだ髪が完全に元の状態に戻ることはありません。
髪が傷むと、髪の表面を覆っているキューティクルがダメージを受けたり、剥がれ落ちたりします。
一度失われたキューティクルが、新しく再生して元通りになるわけではありません。
そのため、トリートメントをしたからといって、ダメージする前の髪そのものに戻るわけではないのです。
「髪が治る」と「髪を補修する」は違う
ここで大切なのが、「元に戻ること」と「補修すること」は違うということです。
傷んだ髪そのものを健康な状態に戻すことはできませんが、ダメージした部分を補修することはできます。
トリートメントなどによって髪に必要な成分を補うことで、
- 手触りを良くする
- パサつきを抑える
- ツヤを出す
- まとまりやすくする
- ダメージの進行を抑える
といった効果が期待できます。
つまり、「傷んだ髪を健康な髪に戻す」のではなく、「傷んだ髪をできるだけ良い状態に保つ」というイメージです。
美容室のトリートメントをする意味はある?
「元に戻らないなら、美容室でトリートメントをする意味はないのでは?」と思われるかもしれません。
そんなことはありません。
美容室のトリートメントには、傷んだ部分を補修し、手触りや見た目を良くしたり、ダメージの進行を抑えたりする役割があります。
特にカラーや縮毛矯正などを繰り返している髪は、何もケアをしないよりも、適切な補修をしながら扱うことが大切です。
ただし、トリートメントをしたことで「髪のダメージそのものがなくなった」と考えないことも重要です。
傷んでしまった髪はどうすればいい?
すでにダメージしている髪で最も大切なのは、これ以上傷ませないことです。
髪は一度ダメージすると元には戻らないため、今ある髪をできるだけ傷ませないようにしながら、少しずつ状態を整えていきます。
少しずつカットする
ダメージした髪を本当の意味でなくす方法は、最終的にはその部分をカットすることです。
一度に短くする必要はありません。髪を伸ばしながら、毛先の傷んだ部分を少しずつカットしていく方法もあります。
ホームケアを見直す
毎日使用するシャンプーやトリートメントも重要です。
特にカラー毛や縮毛矯正毛などのダメージがある髪は、洗浄力が強すぎるシャンプーを避け、髪の状態に合ったヘアケアを選ぶことをおすすめします。
アイロンの温度を下げる
ヘアアイロンを毎日使用している場合は、熱によるダメージにも注意が必要です。
必要以上に高い温度にせず、同じ場所に長時間アイロンを当てないようにしましょう。
特にすでにダメージしている部分は、健康な髪より熱の影響を受けやすいため注意が必要です。
大切なのは「治す」より「これ以上傷ませない」こと
髪は一度傷むと、完全に元の健康な状態には戻りません。
だからこそ、傷んでからトリートメントだけで何とかしようとするのではなく、これ以上ダメージを増やさないことがとても大切です。
トリートメントで補修しながら、ホームケアを見直し、必要に応じて少しずつカットする。
そうしながら新しく伸びてくる髪をできるだけ良い状態で残していくことが、長い目で見るときれいな髪につながります。
マンツーマン美容室ojiko.では、髪のダメージ状態やこれまでのカラー・縮毛矯正などの履歴を確認しながら、できるだけ負担を増やさない施術をご提案しています。


