同じカラー剤でも美容師によって色が変わる?仕上がりに差が出る理由を美容師が解説

同じカラー剤でも美容師によって色が変わる?仕上がりに差が出る理由を美容師が解説するアイキャッチ画像 ヘアカラー

「同じイルミナカラーを使えば、どこの美容室でも同じ色になりますか?」

「前回と同じカラー剤なのに、仕上がりが少し違うのはなぜ?」

このような疑問を持ったことがある方もいると思います。

結論からお伝えすると、同じメーカーの同じカラー剤を使用しても、美容師によって仕上がりの色が変わることはあります。

ヘアカラーは、カラー剤の商品名や色番号だけで仕上がりが決まるものではありません。

薬剤の調合はもちろん、塗布量や放置時間、現在の髪の明るさや髪質など、さまざまな条件によって発色が変わります。

今回は、同じカラー剤でも美容師によって仕上がりに違いが出る理由について解説します。

同じカラー剤でも仕上がりの色は変わる

例えば、まったく同じメーカーの同じ色番号のカラー剤を使ったとしても、必ず同じ仕上がりになるとは限りません。

その理由の一つが、塗布量と放置時間です。

カラー剤は、髪にどのくらい薬剤を塗布するのか、どのくらいの時間反応させるのかによって発色の仕方が変わります。

そのため、「何色のカラー剤を使ったか」だけではなく、そのカラー剤をどのように使ったのかも仕上がりを左右します。

カラーは元の髪色によって発色が変わる

もう一つ重要なのが、カラーをする前の髪の状態です。

ヘアカラーは、白いキャンバスに絵の具を塗るように、カラー剤の色がそのまま髪に出るわけではありません。

現在の髪色の上にカラー剤が作用するため、元の髪色によって仕上がりが変わります。

例えば同じアッシュ系のカラー剤を使用しても、赤みが強く残っている髪と、すでに赤みが少ない髪では、同じ色にはなりません。

そのため美容師は、カラー剤を選ぶ前に現在の髪の状態を確認します。

新生部と既染部を分けて考える

カラーを繰り返している髪は、根元から毛先まで同じ状態ではありません。

まず確認するのが、カラーをしていない新生部と、以前カラーをしている既染部です。

さらに既染部でも、中間と毛先で明るさや色が違っていることがあります。

マンツーマン美容室ojiko.では、

  • 新生部と既染部の長さ
  • 新生部と既染部の色の違い
  • 中間と毛先の色の違い
  • 髪の太さ
  • 毛量
  • 髪質
  • 頭皮の状態

などを確認しながら、使用する薬剤や塗り方を考えます。

根元から毛先まで同じカラー剤を同じように塗れば、必ずきれいに染まるというわけではありません。

髪の太さや髪質によってもカラーの反応は違う

髪の太さや髪質もカラーの仕上がりを左右する要素です。

同じ薬剤を使用しても、髪質によって明るくなりやすさや色の出方が異なることがあります。

そのため美容師は、「このカラー剤ならこの色になる」と単純に考えるのではなく、目の前のお客様の髪に使用した場合にどう発色するかを予測しながら薬剤を選びます。

塗布量や放置時間でも発色は変わる

カラー剤の選定が同じでも、施術方法によって仕上がりには違いが出ます。

特に塗布量が適切でなかったり、必要な放置時間が取れていなかったりすると、本来想定していた発色にならないことがあります。

反対に、髪の状態や使用する薬剤によっては、必要以上に長く放置すればよいというものでもありません。

カラー剤の特徴と髪の状態を見ながら、適切な塗布量と放置時間を判断することが重要です。

カラー剤の商品名だけでは仕上がりは決まらない

最近では、イルミナカラーやアディクシーカラーなど、カラー剤の商品名で美容室を探す方も増えています。

もちろん、それぞれのカラー剤には特徴があります。

例えばイルミナカラーはツヤや柔らかな色合いが特徴で、アディクシーカラーは高彩度で赤みをしっかり抑えたい場合に使いやすいカラー剤です。

しかし、同じカラー剤を導入している美容室であれば、すべて同じ仕上がりになるわけではありません。

カラー剤はあくまで仕上がりを作るための材料の一つで、それをどのように選び、調合し、塗布するのかが重要です。

必要以上にアンダーベースを明るくしないことも大切

マンツーマン美容室ojiko.がカラーをするときに特に意識しているのが、必要以上にアンダーベース(髪のベースとなる明るさ)を上げないことです。

髪を明るくするためには、髪に含まれているメラニンを脱色する必要があります。

希望する色を作るために明るさが必要な場合はありますが、必要以上にベースを明るくしてしまうと、その分だけ髪への負担も大きくなります。

そのため、単純に「この色を出すには明るくすればいい」と考えるのではなく、希望する色を作るためにどこまで明るくする必要があるのかを見極めることが重要です。

カラーを繰り返したときのダメージについては、「カラーを繰り返すと髪はどうなる?ダメージが蓄積する理由を美容師が解説」でも詳しくご紹介しています。

美容師によって違いが出るのは「カラー剤の選び方と使い方」

同じカラー剤を使用しても、美容師によって仕上がりの色が変わることはあります。

カラーの仕上がりは商品名や色番号だけではなく、元の髪色、カラー履歴、髪質、塗布量、放置時間など、さまざまな条件によって変化するからです。

さらに、希望する色を出すためにどこまで髪を明るくするのかという判断も、今後の髪の状態を考えるうえで大切です。

マンツーマン美容室ojiko.では、現在の髪の状態を確認したうえで、必要以上にアンダーベースを明るくせず、できるだけ髪への負担を抑えながら希望する色を作ることを大切にしています。

タイトルとURLをコピーしました