カラーを繰り返すと髪はどうなる?ダメージが蓄積する理由を美容師が解説

カラーを繰り返すと髪はどうなる?ダメージが蓄積する理由を美容師が解説するアイキャッチ画像 ヘアカラー

「カラーを繰り返していると、どんどん髪は傷みますか?」

「毎月カラーをしても大丈夫ですか?」

このようなご質問をいただくことがあります。

結論からお伝えすると、カラーを繰り返せば、髪のダメージは少しずつ進行していきます。

ただし、ここで重要なのが、すべてのカラーが同じように髪へ負担をかけるわけではないということです。

特に大きな違いが出るのが、今より髪を明るくするのか、暗くするのかです。

マンツーマン美容室ojiko.では、カラーによるダメージをできるだけ抑えるために、必要以上に髪のベースを明るくしないことを大切にしています。

今回は、カラーを繰り返すと髪がどうなるのか、明るくするカラーほどダメージが大きくなりやすい理由とあわせて解説します。

カラーを繰り返すと髪は少しずつダメージする

ヘアカラーは髪に薬剤を作用させる施術なので、繰り返していけば少しずつダメージは蓄積していきます。

ただし、

  • 毎回髪を明るくしている
  • 今と同じくらいの明るさを維持している
  • 今より暗くしている

では、髪への負担は同じではありません。

「何回カラーしたか」だけでは、髪のダメージを判断できないということです。

明るくするカラーほどダメージが大きくなりやすい

カラーによるダメージを考えるうえで知っておいてほしいのが、髪を明るくする仕組みです。

髪には、もともとの髪色を作っているメラニン色素があります。

黒髪を茶色や明るい色にするためには、このメラニン色素を脱色して、髪のベースを明るくする必要があります。

そのため、マンツーマン美容室ojiko.では分かりやすく、「髪を明るくする=メラニンを削る」と考えています。

そして、メラニンを大きく削って明るくするほど、髪への負担も大きくなりやすくなります。

一番ダメージが大きいのはブリーチ

カラー施術の中でも、特に大きなダメージにつながりやすいのがブリーチです。

ブリーチは髪のメラニンを大きく脱色して、通常のカラーでは作りにくい明るいベースを作る施術です。

その分、通常のカラーよりも髪への負担は大きくなります。

ただし、ブリーチをしていなければ髪は傷まない、というわけではありません。

通常のヘアカラーでも、今の髪より明るくする場合にはメラニンを脱色する必要があります。

そのため、ブリーチを使っていなくても、明るくするカラーを何度も繰り返せばダメージは蓄積していきます。

「ブリーチしていないから大丈夫」とは限らない

これは意外と見落とされやすいポイントです。

例えば、毎回少しずつ髪を明るくしている場合、ブリーチを使っていなくても、そのたびに髪のメラニンを脱色しています。

そのため、カラーを繰り返しているうちに、

  • 毛先がパサつく
  • 手触りが悪くなる
  • カラーの色が抜けやすくなる
  • 髪が乾燥して見える

といった変化を感じることがあります。

「普通のカラーしかしていないのに傷んできた」という場合は、カラーの回数だけでなく、毎回どのくらい髪を明るくしてきたのかも考えてみる必要があります。

暗くするカラーと明るくするカラーは同じではない

同じヘアカラーでも、今より明るくする場合と暗くする場合では施術の内容が変わります。

今より明るくするには、髪が持っているメラニンを脱色しながら色を作る必要があります。

一方、今より暗くする場合は、明るくするときほどメラニンを脱色する必要がないケースもあります。

そのため、「カラーをした」という事実だけで、すべて同じダメージだと考える必要はありません。

どのくらい明るくするのか、どの薬剤を使うのか、現在の髪がどのくらいダメージしているのかによって負担は変わります。

必要以上にベースを明るくしないことが大切

マンツーマン美容室ojiko.が、カラーを繰り返す方に特に大切だと考えているのが、必要以上に髪のベースを明るくしないことです。

希望するカラーを作るために必要な明るさまで上げることはあります。

しかし、必要以上に明るくしてしまえば、それだけ多くのメラニンを脱色することになります。

一度明るくするために脱色した部分は、カラーで暗く見せることはできても、元の髪の状態に戻るわけではありません。

そのため、今の仕上がりだけではなく、今後もカラーを繰り返していくことまで考えて必要な明るさを決めることが大切です。

透明感を出すために明るくする場合もダメージとのバランスを考える

透明感のあるカラーを作るために、髪のベースを明るくすることがあります。

ベースが明るくなることで、赤みやオレンジ味を抑えた色を表現しやすくなる場合があるからです。

ただし、透明感を出すためにどんどんベースを明るくすれば、その分だけ髪への負担も大きくなります。

そのため、「どこまで明るさが必要なのか」と「どこまでダメージを許容するのか」のバランスを考えることが重要です。

傷んだ髪は完全に元には戻らない

カラーによるダメージを考えるときに覚えておきたいのが、髪は一度大きくダメージすると、完全な健康毛の状態に戻るわけではないということです。

トリートメントなどで手触りや見た目を整えたり、ダメージ部分を補修したりすることはできます。

しかし、傷んだ髪そのものを新品の髪に戻すことはできません。

この点については、「髪は一度傷むと元に戻る?トリートメントで補修できる範囲を美容師が解説」でも詳しくご紹介しています。

そのため、カラーを長く楽しむためには、傷んでからケアするだけではなく、最初から必要以上にダメージさせないことが重要です。

カラーを繰り返すなら「何回染めたか」より「どれだけ明るくしたか」

カラーを繰り返せば、髪のダメージは少しずつ蓄積していきます。

ただし、カラーによるダメージを考えるときは、単純にカラーの回数だけを見るのではなく、

  • ブリーチをしているか
  • 今より明るくしているか
  • どのくらいメラニンを脱色しているか
  • 必要以上にベースを明るくしていないか

といった部分を見ることが大切です。

特にブリーチやトーンアップを繰り返している場合は、通常のカラーを繰り返している場合よりもダメージが大きくなりやすくなります。

マンツーマン美容室ojiko.では、希望する色を作るために必要な明るさを見極め、必要以上にメラニンを削らないことが、カラーを長く楽しむために重要だと考えています。

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